婚活疲れにならないコツ
がんばり過ぎて『婚活疲労症候群』になってしまう人が増えています。婚活疲れに陥る前に、知っておきたいポイントをまとめました。
婚活疲れってどんな症状?体験談をチェック
婚活を始めたばかりの頃は、相手に断られても「縁がなかっただけ」と割り切っていましたが、相手に断られることが続いたり、せっかくマッチングしてもすぐダメになったりして、「またダメかもしれない」とダメージを引きずるようになりました。
年齢のこともあるから、落ち込んでいる時間はないと思うのですが、最近は婚活サイトにログインするのがこわくなってきました。(30歳/女性)

婚活アプリで出会った彼女と2ヶ月やりとりして、実際に会ってからも楽しく過ごしていたので、自分としては、うまく行っていると感じていましたが、突然「他の人とつき合うことになった」とメールがきて落ち込んでいます。
一緒に過ごしていたときは彼女も楽しそうだったので、自分のどこがいけなかったのか、理由がわかりません。(33歳/男性)

子どものころからルックスに自信がありませんでしたが、このままではいけないと婚活を始めました。婚活パーティーのフリータイムは一人で過ごすパターンが多く、自分には向いていないとネット婚活を始めました。
数人から申込みがあって、メッセージのやりとりは順調でしたが、写真を公開したら連絡が来なくなった人が何人かいて、結局見た目で判断されると痛感しました。
こんな自分を選んでくれる人なんて、どこにもいないんじゃないかと思うようになりました。(36歳/女性)

幼なじみが結婚相談所で相手を見つけたので、私も入会しました。年齢・年収・家族構成など、私の希望条件に合う相手を紹介してもらえてラッキーと思っていましたが、マッチングが成立してお見合いしても、相手に断られたり、次のデートにつながらなかったり、交際に発展しません。
結婚相談所の人には「別に悪いところがあったわけじゃない。次、がんばりましょう」と言われますが、原因が分からないと納得できません。
それに、自分ではがんばっているつもりなのに、もっとがんばれと言われることもプレッシャーに感じるようになりました。(34歳/女性)
知ってる?婚活うつになる原因
結婚相手を見つけるために婚活しないといけない時代。
『婚活地獄』と呼ばれるくらい、婚活は、疲れます。ものすごく疲れます。
婚活サイトやアプリを使って気になる人にメッセージを送ったり、婚活パーティーに参加して初対面の異性にアピールしたり、がんばった分だけ効果があるわけでもないのに、結婚相手が見つかるまで続けないといけない。
誰にも相談できないし、励ましてくれる人もいないし、「もう諦めよう…」って思うこともしばしば。
最近では、自分で自分を追い込み過ぎて「婚活うつ」になってしまった人のため、婚活疲れ専門外来ができるほど、婚活疲れに悩む人が増えています。
婚活うつになる人には、ある傾向が見られます。
- 完璧主義
目標を決めたら、達成するまでがんばり続けるタイプ。そのため、うまくいかないことがあると自分に原因があると考え、追いつめてしまう。
- ストレスに弱い
親からの「まだ結婚しないの?」プレッシャーをストレートに受け止めるタイプ。
- プライドが高い
「婚活に励む=結婚できない自分」が恥ずかしくて、まわりに相談できないタイプ。そのため、すべて一人で抱え込んでしまう。
- 見返りを求める
「この歳まで独身でいたのだから、自慢できるような相手と結婚したい」と、間違った方向にがんばるタイプ。30代女性に多く見られる。
覚えておきたい婚活疲れの対策
体験談からも分かるように、まじめな人ほど、婚活うつになりやすいと言われています。
婚活は、がんばった分だけ絶対に成果が得られるものではありません。
相手がいることなので、選ばれなかったり、断られたり、音信不通になったり、傷つくこともありますが、すべて「お互いさま」です。
「自分のどこがいけなかったのか」を追及するより、「あの人とは縁がなかっただけ」と軽く考えるようにしましょう。
そして、気分が落ち込んだとき、なかなかヤル気が出ないときは、無理しないで婚活を休みましょう(時間のない30代にとって長期間の休みは難しいので、1~2ヶ月くらいを目安にしましょう)。
それから、婚活の方法を変えてみるのも有効です。
婚活サイトやアプリを使っている人は、リアルに出会える婚活パーティーに参加してみれば新しい発見があるかもしれません。
婚活パーティーでカップルになれない人は、プロがサポートしてくれる結婚相談所を利用すれば、自分に合うタイプを紹介してもらえて、うまく行く可能性が高くなるかもしれません。
人と比べて一喜一憂したり、情報に振り回されたりしないで、自分にとって無理のないペースで取り組むことがポイントです。
そして、何もかも一人で抱え込まないで、たまには誰かに甘えましょう。