30代の婚活における「高望み」の条件とは?
このページでは、30代の婚活において注意すべき「高望み」と言われがちな条件や、ついつい高望みをしてしまう時の対策などについて、わかりやすくまとめています。
30代の婚活で失敗する原因は「高望み」かも知れない?
自分が本気で婚活をがんばっているのに、どうしてか上手くいかなかったり、むしろ真剣になって相手を探そうとすればするほど失敗したり、といった悪循環に陥っている時、もしかするとその原因は「高望み」かも知れません。
婚活における「高望み」とは?
一般的に「高望み」とは、婚活をする上で現実を直視せず、結婚相手に求める条件や理想を高く設定しすぎることです。
結婚相手に対して高望みし過ぎることは、婚活が上手くいかない典型的な失敗例の1つですが、問題は婚活をがんばっている本人に高望みの自覚がないケースも少なくないという点です。
また、最初から高望みと思われるほどに条件を絞ってしまえば、社会にどれだけ多くの男性や女性がいたとしても、そもそも希望にマッチする人はごく限定的になってしまいます。
そもそもどこからが「高望み」になるのか?
では、そもそもどんな条件であれば「高望み」になるのでしょうか。
まず第一に、幸せな結婚をしたいと考えて、できる限り理想の条件にマッチした相手と結ばれたいと考えることは自然なことです。問題は、その条件を一つ残らず重視すると、途端に対象者が少なくなってしまうということでしょう。
さらに注意すべきは、高望みとされる条件には、世間一般の共通認識として挙げられるものと、婚活をしている自分自身のステータスと比較して考えられるものと、大きく2種類があるという点です。
また、時代や男女によっても「高望み」とされる条件が異なってくることも見逃せません。
そのため、男同士、または女同士で婚活について語り合っている時、互いにそれを高望みだと感じていなくても、いざ異性と向き合った途端に、「高望みをしている」と思われてしまう危険性があります。
女性の「高望み」の条件と対策は?
それでは、30代女性が婚活をする上で高望みしているとされる条件には、どんなものがあるのでしょうか。
30代女性が高望みしていると言われがちな条件とは?
例えば、かつて80~90年代に「三高(高学歴・高身長・高収入)」という言葉が流行ったように、令和の女性が婚活を続ける上で、高望みしていると男性から思われがちな条件には複数のものがあります。
- 若くて高年収
- イケメンや高身長といったルックス面
- 社会的にハイステータスな職業
- 十分な額の貯金
- 長男でなく夫の両親との同居も不可
- 自分が働く必要がない(専業主婦希望)
平均年収は当たり前の額じゃない
国税庁が発表している「平成30年分民間給与実態統計調査」を見ると、給与所得者全体に対する調査の結果、日本全体の平均年収は平成29年で432万円、平成30年では441万円となっており、さらに男性だけで見ると、平成29年で532万円、平成30年で545万円という結果でした。
その上、年齢別に見れば、30~34歳の男性の平均年収(平成30年分)が470万円、35~40歳の男性で528万円と、平均を下回っていることが分かります。
つまり、根本的に30代以下の男性であれば、日本全体の平均年収に達していなくてもおかしくないということになります。しかも、これには医師や士業、さらに年収数億円という有名企業経営者なども入っており、実際に30代以下で最も割合の多い平均年収(中央値)はもっと少なくなると考えるのが自然です。
だとすれば、「最低でも年収500万円、できれば700万円、とりあえず1千万あれば安心かな」といった意見は、少なくとも大部分の男性からは現実を知らない「高望み」だとされてしまう可能性が高いでしょう。
成人男性の平均身長は171cm
高身長男性を希望する女性も多いですが、日本人男性の平均身長はおよそ171cm程度とされており、有名モデルや人気俳優のように180cm以上や170cm台後半の人は少数派です。
そうなると、最初から明らかな高身長にこだわったり、170cm以下の人は絶対にNGと決めつけたりしてしまえば、必然的に対象となる男性も限られます。
写真や映像で見れば長身男性が素敵に感じられますが、実際に並んで見た場合、身長差がありすぎてしまえば違和感が強まります。そのため、あまり数字だけにこだわりすぎることは危険です。また、顔立ちが整っている人を希望するのは、男女とも一般的なことですが、普段から化粧をしたりファッションにこだわったりしない男性の中には、磨けば光る原石もあります。
外見に関して判断する場合、単に顔立ちや身長を見るのでなく、清潔感があるかやTPOをわきまえた服装ができているかなど、外見を通じて見えてくる内面を意識することも必要です。
高望みの条件には結婚後に変えられるものも多い
もしも、今現在の条件が理想とするラインに達していなくても、この女性と結婚して幸せにしたいと決意すれば、そこから努力して成長してくれる男性もいるでしょう。そう考えれば、高望みによって最初から多くの男性を切り捨ててしまうことは、むしろ自分のために本気でがんばってくれる人と結婚するチャンスを自分から捨ててしまうことともいえます。
単なるデータと結婚するのでなく、現実の人と結婚して末永く幸せな生活を送りたいと思うのであれば、個々の男性をきちんと見て判断することも大切です。
男性の「高望み」の条件と対策は?
では、女性から見て、男性の側が高望みしていると思われがちな条件としては、どんなものがあるのでしょうか。
30代男性が高望みしていると言われがちな条件とは?
男性側の高望みについて考えると、女性のケースとはやや違ったものが見えてきます。
一般的に、「同年代であれば女性よりも男性の方が精神的に未熟」と言われるように、男性側の高望みでは、現実的に厳しい条件を女性に突きつけているというよりも、自分の現状をきちんと理解せず分不相応な要求をしているといったケースが珍しくありません。
例えば、以下のような条件が挙げられます。
- 自然に自分を好きになってくれる女性
- 20代前半の女性
- 雑誌のモデルやアイドルのような外見
- 家事や育児を完璧にこなせる
- 夫の家族を優先してくれる
行動しないのに運命の出会いを待つ男性は多い
一部の男性には変なプライドからか、結婚相談所やマッチングアプリなどを活用したり、他人の助けを借りて女性と出会ったりすることを馬鹿にしがちな人がいるようです。また、いっそ思春期の青少年のように、何歳になっても運命的な出会いを期待している独身男性もいます。
もちろん、自然な出会いを求めることは決して悪くありません。ですが、自然な出会いを「何もしなくても出会えること」と勘違いしては、素敵な幸運も気づかないまま逃してしまいます。
口では結婚したいと言いながら、自分から魅力的な男になろうと努力せず、積極的に出会いのチャンスを増やそうと行動範囲を広げてもいない男性が、「特別なことなんて何もしなくても、自然に自分を好きになってくれる相手を待っている」と語っていれば、残念ながら現実を見ていないと判断されても仕方ありません。
若い女性ばかりを求めるのも未熟な証拠?
30代前半の男性が、20代後半の女性と出会って結婚することは、決して珍しくありません。しかし、例えば30代後半の男性が20歳そこそこの女性ばかりを狙って婚活をしても、余程ハイスペックな男性でもない限り、それは明らかな「高望み」となるでしょう。
そもそも、日本人男性が自分よりも明らかに若い女性に対して好意を寄せるのは、外見的な理由の他にも、男性自身が精神的に成熟しておらず、同世代の女性に対して気後れしてしまうといった理由もあるとされています。
フランスには「女性とワインは年齢を重ねるごとに魅力的になる」ということわざもありますが、年齢で人を判断するのでなく、あくまでも相手自身を見るようにしなければなりません。
現実の女性について正しく知らない
特に女性との交際経験が少ない男性ほど、グラビアアイドルやモデルのような外見やスタイルを「当たり前」だと錯覚してしまいがちです。しかし、芸能界で自分の美貌を武器にしている女性はあくまでもプロであり、身長180cmで9頭身の男性が世間にあふれていないように、現実的にはかなり稀少な存在です。ましてや、アイドルのスリーサイズなどはそもそも真実である保証もありません。
にもかかわらず、外見的に美しい女性やスタイル抜群の女性ばかりを求めるのは、少なくとも真剣に結婚する気があるのかと疑われても仕方のない話でしょう。
人それぞれ好みの外見があることは事実ですが、外見ばかりにこだわって内面や本質を見ようともしない男性は、いっそ素敵な女性からもお断りされる可能性が高くなります。
古い考えに固執しない
家事は全て妻がするもの、子供の世話も母親の仕事、といった昭和的発想を令和の時代でも引きずっている男性はいます。また、夫の両親の世話も妻がすべきといった考えの人もいるでしょう。
しかし、例えば夫の収入が十分でなく、妻にも共働きをお願いしなければならない場合、家事も互いに負担して支え合うことが公正です。また、子育てに関してはそもそも夫も親であり、母親に任せきりにして良い理由がありません。夫の親であれば夫が一番に責任を持つのも当然です。
もちろん、婚活女性の中には、積極的に家事や育児をおこなうことをアピールポイントにしている人もたくさんいます。しかし、だからといって最初から全てを女性に負担させようと考えることは、令和時代の婚活を成功させる上でNGです。
その他、魅力的な女性は多くの男性から好かれやすいという原則を考えれば、結婚歴があったり、前夫との間に子供がいたりする可能性も十分にあります。
女性に厳しい条件を突きつけるより男性自身が成長を
高望みをして視野を狭めるより、自分が成長して、より広い視野で多くの女性との出会いを楽しめるようになれば、一生一緒にいたいと思える女性と巡り会う可能性も高まります。
男性として理想を追い求めることは悪いことでありませんが、その理想は相手の女性に押しつけるのでなく、あくまでも自分自身の未来に対してかかげるようにしましょう。
どうしても譲れない「こだわり」もある
高望みをこだわりに変えるには自分の成長が必要
場合によっては、他のどんな条件を妥協したとしても、これだけは絶対に譲れない、といったこだわりを持っている人もいます。そして、一般的にそれが「高望み」と呼ばれる条件だったとしても、そこをあきらめるくらいなら結婚したくないと考える人さえいるでしょう。
だとすれば、その場合は自分を磨いて、周りを納得させられる人間として成長することが大切です。
高望みの本質は、自分の現状と、理想の条件の間にある「高低差」だともいえます。つまり、自分自身が魅力的な人間になることで、高望みも普通の条件にできるかも知れません。
いずれにしても大切なことは、相手にばかり何かを求めるのでなく、自分から率先して己を磨く姿勢です。
30代は男女ともに婚活を意識する人が増える年代で、魅力的な人も多い反面、ライバルも少なくありません。そのような中で自分の価値をしっかりとアピールするためにも、まずは自分の現状を正しく見つめることから始めましょう。
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